狂牛病(新変異型クロイツフェルト・ヤコブ病)
2001年から問題となって、日本中が大騒ぎになった狂牛病の病原体プリオンは、ウイルスではなく、ウイルスよりはるかに小さいたんぱく質の感染性粒子です。
プリオンは、生命体ではないため熱や紫外線や酸に強く体内で容易には壊れないという特徴をもっています。
また生体内にある善玉プリオンと接触すると転写して自分の仲間に変え、増殖します。
これにより人や牛の脳組織を破壊しスポンジ状に空洞化し神経系を冒し一死に至らしめる病気です。
感染したらいまのところ治療の手立てはありません。
病原体プリオンは、狂牛病の牛の脳、脊髄、牌臓、胸腺、扁桃腺、腸に大量に存在しますが、とくに脳や眼球には筋肉の約10万倍から100万倍が存在するといわれています。
発端は、草食動物である牛に肉を使った配合飼料を食べさせたことです。
こうした行為に対する反省がないかぎり、このような非生命体による感染性疾患は、今後もさらに増えていく可能性があります。
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