エイズ(後天性免疫不全症候群)
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染者数は、現在全世界に約4000万人いるといわれております。
その内訳は、アフリカ・約2850万人、東および東南アジア・約700万人、南北アメリカ・約300万人、ヨーロッパおよび中央アジア・約150万人です。
日本のHIV感染者数は、2002年9月までの累計では7470人で増加傾向にあります。
ほかにも社会問題になった血液製剤による感染者が1431人います。
エイズの原因ウイルスであるHIVは、細胞免疫に重要な役割を果たすマクロファージやヘルパーT細胞、樹状細胞などの免疫細胞を標的にします。
HIVはこれらの細胞に忍び込み、その機能を破壊するだけでなく、HIVに感染した免疫細胞自体が、自分のキラーT細胞に攻撃され排除されるように仕向けるのです。
つまり、自分の免疫細胞を自分の免疫細胞で破壊し、免疫系全体が弱体化するために最終的に免疫機能が働かなくなるのです。
免疫系が破壊されると通常は感染しないようなウイルスやバクテリアに感染するようになります。
カリニ肺炎などの日和見感染症やガンの一種であるカポジ肉腫などはその典型的な合併症です。
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