感染のプロセス
感染は、「感染源」「感染ルート」「感染源に感受性をもつ宿主」といった三つの要素によって成立しますが、なかでも以下の五つの感染ルートを理解することが、感染防止に役立ちます。
接触感染
病院などの施設内では、最も頻度の高い感染様式です。
手洗いが不十分であったり、手袋の交換などがなされなかったりすると起こります。
痴癖虫、院内感染で問題になるメシチリン耐性黄色ぶどう球菌(MRSA)やバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)、薬剤耐怪緑膿菌などがおもな病原体です。
飛沫感染
感染源である人が、咳やくしゃみ、会話などをすることによって生じる飛沫から起こる感染です。
飛沫は空気中に浮遊し続けることはありませんので、空気感染とは違います。
インフルエンザ、普通感冒、マイコプラズマ肺炎などの感染症があります。
空気感染
微生物を含む飛沫の水分が蒸発して、5ミクロン以下の小粒子として長時間空気中に浮遊する場合に空気感染が起こります。
結核、麻疹、水痘などの感染症があります。
物質媒介型感染
汚染された食物、水、血液、装置、器具などによって伝播されます。
食中毒、B型肝炎、C型肝炎などの感染症があります。
物質媒介型感染
蚊、ハエ、ネズミなどの害虫によって伝播する感染症です。
マラリア・リケッチア症などがあります。
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