肥満症の治療:薬物療法
肥満症に対する薬には、(1)食欲抑制薬、(2)消化吸収阻害薬、(3)脂肪蓄積阻害薬、(4)代謝促進薬などがあります。
現在日本ではマジンドール(商品名・サノレックス錠)が唯一、肥満治療薬として承認されていますが、肥満度が七十%以上、あるいはBMIが三十五以上の高度肥満症に対して、投薬期間三か月以内に限って使用が認められています。
中枢作働性の抗肥満薬で、直接視床下部の食欲調節中枢に作用し空腹感を抑え、同時に満腹感を亢進させます。
副作用には、口渇、便秘、悪心などがありますが、重いものではありません。
薬物単独で十キログラム以内の減量が得られますが、中止後の反跳過食で、リバウンド現象がみられることもあります。
三か月の投与によって、平均五キログラム程度の体重を減少させることが期待できます。
欧米ではこのほか、中枢性食欲抑制薬として、フルオキセチン、フェンフルラミンなども使用されています。
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