肥満症の治療:運動療法
全身運動がいい
この治療法の効果は、脂肪組織に蓄積されている中性脂肪の分解をうながし、その結果生じた遊離脂肪酸を、筋肉組織で効果的に利用させることにあります。
運動療法を行うにあたっては、事前に受診して、二次性肥満でないことをたしかめてから、さらに、合併症の有無を診断してもらう必要があります。
そのうえで目標とする体重を設定します。
運動をすれば、大量にエネルギーが消費され、肥満の防止と改善が得られます。
運動後の回復期には、インスリンの感受性が改善され、整理運動(クーリング・ダウン)を行うことによって、血中の遊離脂肪酸増大を防止する効果も得られます。
運動によって、脂肪組織量は減少し、脂肪細胞サイズも減少します。
基礎代謝を高め、中性脂肪の低下、HDLコレステロールの上昇、高血圧の改善が認められた結果として、虚血性心疾患の頻度と死亡率の低下につながります。
運動量の把握には、万歩計が手に入りやすく便利です。一日最低七千歩、できれば一万歩以上を目標に歩きましょう。
運動の種類は、散歩(ウォーキング)、ジョギング、ラジオ体操、水泳など全身を使ったものが通していますが、時間のない場合などは、特別な運動ができなくても、車に乗る代わりに歩くなり、自転車に乗るなどによって、二日の運動量を満たすようがんばりましょう。
関節などの障害で、歩行ができなければ、軽いダンベルなどを用いた腕の運動や、水中歩行なども効果があります。
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