肥満症
多くは過食と運動不足からときには生命にかかわる合併症
肥満とは、からだに脂肪組織が過剰に蓄積した状態です。
肥満の程度を判定する方法には、体脂肪量とよく相関し、国際的にも有用とされているBMI(体重kgを身長mの二乗で割った値。)がよく用いられます。
肥満と判定されたもののうち、肥満に起因する合併症を有するか、減量しなければその発症が予測されるものを肥満症といいます。
合併症には糖尿病、高血圧、虚血性心疾患、高尿酸血症などがあり、放置しておくと病状の進行によっては生命までおびやかされることになります。
肥満と違って、肥満症は病気であるということを理解する必要があります。
体重が標準体重より二十%以上多いとき、肥満と判定されます。
肥満を診断するためには、脂肪組織量を正確に測定する必要があり、従来、水中体動法、体内水分量測定法、体内カリウム測定法、皮下脂肪厚の測定、インピーダンス法などが用いられてきましたが、いずれも繁雑であり、正確さの面からも問題があるため、一般的には身長と体重から判定されます。
標準体重または理想体重に比べ、自分の体重がどの程度であるのかを肥満度で評価します。
肥満度(%)は、「(実測体重マイナス標準体重)÷標準体重×百」で算出します。
この標準体重を求めるとき、これまでは「(身長−100)×0.9=標準体重kg」を用いることが多かったのですが、
最近では、先に記したBMIを用いて、BMIのどの値に属する人が呼吸器、循環器、上部消化管疾患、高血圧、腎疾患、肝機能障害、高尿酸血症、耐糖能異常、貧血などの有病率がもっとも少ないかを検討した結果、
男性で22.2、女性では21.9という結果が得られ、男女とも、このBMI22を使用して標準体重を求めることが多くなってきました。
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