肥満症の治療:外科療法
体重は十分に減少再発は他より少ない
重症の肥満症で、内科的治療法に抵抗性であるもの、または再発をくり返す例で行われる治寮法です。
開腹下という大きな侵襲が伴うものですが、必要にして十分な体重減少が得られ、一度減少した体重が再度増加するという再発が、他の治療法に比べて著しく少ないのが特徴です。
手術は肥満度が百%を超えるものなどのほかに、これらの体重に至る以前でも、三年以上にわたって内科的治療に対して抵抗性であったものや、再発をくり返すもの、その他、高度肥満のため、合併症とか障害が発生して重症化している場合にも、この治療法が行われることがあります。
手術法には、(1)胃縮小術、(2)消化吸収面積減少術などがありますが、現在では、合併症がより少ない前者の方法で行われています。
この胃縮小術にもいくつかの方法が考案されていますが、わが国では胃の小雪側に沿って、縦に胃内腔を遮断して、その結果できた約三十ミリリットルの胃嚢の排出口の周囲に、円周五センチのバンドを巻きつけ、胃縮小効果を期待する方法(垂直遮断冒形成術)がもっとも多く行われています。
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