肥満症の治療:食事療法
食事療法は、運動療法と共に大切なもので、両者がうまくかみ合わないと、治療効果が期待できません。
食事療法だけでは、一〜二か月で体重減少は止まってしまいます。これを適応といいます。
最終的には標準体重になることを目標に、開始後数か月の間に三〜四キログラム減量し、その後は運動療法も強化し、一か月間で一〜二キログラム減量していけるように心がけましょう。
健康に障害を与えないで減量するためには、次の(1)〜(3)の事項に留意することがたいせつです。
(1)適切な摂取エネルギーの決定、すなわち標準体重×二十〜二十五キロカロリー/日
(2)適切な栄養素の配分=たんぱく質(標準体重×一・〇〜一・二グラム/日)、糖質(八十〜百グラム/日)、脂質(二十グラム/日)、必須脂肪酸、脂溶性ビタミン (A、D、E、K)および他のビタミン類、ミネラル
(3)食習慣を改善する 具体的には男性で一日千六百キロカロリー、女性で千四百キロカロリーくらいとし、三大栄養素をバランスよく摂るようにくふうします。
減量を目的とするためには、たんばく質を少し多めに、脂肪を控えたメニューとしますが、一般的には糖質六十%、たんばく質二十五%、脂肪十五%くらいが適当と思われます。
たんぱく質は、動物性たんぱくを五十%は摂るようにしましょう。
ほかにビタミンA、B、C、D、カルシウム、鉄分が不足しないよう気をつけましょう。
果物にはビタミンCが多いからといっても、糖質も多いので、食べすぎないように注意しましょう。
アルコールは一ミリリットル七キロカロリーもあり、エネルギー含有量も思ったより多いので、アルコール摂取が多くなると、他の栄養素が摂りにくくなり、栄養素の摂取バランスを乱す原因にもなります。できるだけ憤しむ必要があります。
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