痛風
足の親指に起きる関節のはれと激痛
足をぶつけたり、捻挫をしたり、ケガをした覚えもないのに、突然夜中に足の親指の付け根に、強烈な痛みとはれが起こったことはありませんか?
痛風発作の約七十%は足の親指の付け根に起こります。
また、それらの症状は、数日から一週間くらいでおさまってしまって、忘れていたのに、その半年後から数年たって、ふたたび同じような激痛が起こったりしていませんか?
このように足の親指の付け根に起こる突発的な関節のはれと強烈な痛みが、痛風の特徴的な症状です。
痛風は以前は「帝王の病気」とか「ぜいたく病」などといわれ、日本では少ない病気でしたが、最近はごくありふれた病気となりました。
発症も若年化してきて、患者は四十〜五十万人いるといわれ、さらに増加の傾向にあります。
痛風は男性に圧倒的に多い病気で、日本では患者の約九十九%は男性が占めています。
痛風を発症する背景には、高尿酸血症という状態があります。これも男性に多いのですが、女性に高尿酸血症が少ない理由ははっきりしていません。
男性は、思春期に血液中の尿酸値が上昇するのに対して、女性の場合は、女性ホルモンが尿酸の排泄を促進させるため、尿酸値の上昇をみないことと関係しているともいわれています。
女性が痛風を発症するのは、非常にまれですが、卵巣機能の衰退によって女性ホルモンが減少してくる更年期になってから発症することが多いようです。
また、性格的なこととの関係が最近明らかになってきました。
たとえば、なにごとにも積極的で行動力のある人、職場では管理職などで、ストレスを受けやすい人などに多くみられます。
太っている人に多いこともわかっています。
親やきょうだいに痛風の人がいる場合は、痛風になる可能性が高く、父親が痛風で息子も痛風というケースが十〜十二%も認められています。
これは、親子、きょうだいなどは家族内で食生活を共有することが多いため、食事の影響も考えられますが、遺伝子もかかわっているといわれています。
日本人では、尿酸の代謝異常などの遺伝的な要因で発症している人が痛風全体の約十%くらいといわれています。外国ではもう少し多いようです。
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