肝硬変の治療
食生活に注意
肝硬変では代償期(安定期)をできるだけ長く維持することが大切です。
この時期は明らかに肝機能が低下しているとはいえ、普通の日常生活に近い状態に耐えられるだけの肝機能は残っています。
基本的には、食事の栄養バランスと消化、吸収を考え、とくにたんぱく質、ビタミンの豊富な食事を摂るように心がけます。
また、食後一〜二時間の安静は、肝臓の血流を増加させるために必要です。
しかし、一日中安静にしている必要はなく、状態に応じたしごとぉよび生活を続けるほうが、体力の維持によいと考えられます。
もちろん、肉体労働、過労は厳禁で、禁酒、禁煙は当然です。また、便秘にも注意しましょう。
食事療法と薬物療法
非代償期には、安静・食事療法に加えて、薬物療法、合併症に対する治療が必要となります。
基本的にはビタミン剤、ブドウ糖、肝庇護剤を投与します。
腹水、むくみには、塩分を制限し、利尿剤、アルブミンを投与します。
それでも効果がみられないときには、腹腔内に細い管を入れて腹水を抜きます。
食道静脈癌破裂による出血には、食道にバルーン付きチューブを入れて止血したり(SBチューブ)、内視鏡を使って止血します(硬化療法)。
内視鏡による止血法は安全性が高く効果的で、患者さんに対する肉体的負担も小さく、最近では主流となっています。
肝性脳症には、たんぱく質の摂取制限をし、下剤、ラクツロース、抗生物質、特殊なアミノ酸製剤を投与します。
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