糖尿病、その他の障害
大血管障害によって起こる脳血管障害、虚血性心疾患、末梢動脈硬化症などがあります。
これらの障害は、動脈の七十五%以上がつまってはじめて症状が出ることが多く、糖尿病になって十年以上たってから発症してくる場合がほとんどです。
動脈硬化による虚血性心疾患、、壊疽などが平均十三年、脳血管障害は平均十四年との報告もあります。
心筋梗塞では約三分の一に、脳梗塞では約二分の一に糖尿病があるともいわれています。
また、細菌に対する白血球の機能や免疫機能も低下して、感染症に対する抵抗力も弱くなり、呼吸器系、尿路系、皮膚などの感染症を発症しやすくなります。
いずれの場合も神経障害などを伴って、本来の疾患の症状を自覚しにくくなっており、重症化しやすい傾向があります。
靴ずれとかやけどなどのちょっとした傷に感染を起こし、皮膚や皮下組織が腐ってしまうのが壊疽で、最後には骨まで腐ってしまうこともあります。
これなども、動脈硬化による血行障害と末梢神経障害による痛覚鈍麻などによって、傷の発見が遅れるために生じるものといえます。
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