糖尿病の原因と種類
糖尿病の様々な要因のなかで、近年糖尿病が急増している最大の原因は、食生活が豊かになり、食事の内容が欧米化してきたこと、そしてアルコールの多飲でしょう。
また、自動車の普及などで、からだを動かすことが少なくなり、運動不足をもたらしていること、ストレスの多い生活なども要因といえます。
これらの要因はいずれも、私たちの生活構造そのものにあり、糖尿病の患者さんは、これからも増え続けるおそれがあります。
糖尿病は、大きく三つに分けられます。
インスリン依存型糖尿病
膵臓でインスリンが産生されないか、あるいは産生量が非常に少ないために起きる糖尿病です。
発症のピークは十二歳ですが、一般に十〜十八歳を中心とした年齢層に発病し、日本では年間十万人あたり二〜三人が発症しています。
原因は、ある種のウイルス感染によって自己免疫反応が起こり、そのためにインスリンをつくる働きのある膵臓の細胞自身が炎症を起こし、破壊されて、インスリンがつくられなくなるものと考えられています。
この免疫学的異常は遺伝的なものと考えられています。
一般に、この型の発症は急激です。
新しい患者さん百人のうち、発症時に一人が死亡し、とくに昏睡例では二十人に一人が死亡しており、予後は著しくわるいといえます。
日本ではあまり多くなく、仝糖尿病患者の五%くらいですが、最近は少しずつ増えてきているようです。
インスリン非依存型糖尿病
インスリンが、体内でまったく産生されていないわけではないのですが、産生されるインスリン量に対して、その作用が低下していて、インスリンの効果が十分に発揮できない状態で発症してきます。
日本人での糖尿病の約九十五%は、このタイプに属しています。
一般にこのタイプの糖尿病は、インスリン依存型に比べて遺伝的素因の関与が濃く、その素因のある双生児や家族内の発病率は高くなります。
ただし、発病にはさまざまな誘因が大きく影響し、中年以降にゆっくりと発病してきます。
二次性の糖尿病
膵炎、膵臓がんなど膵臓の病気によって起こるものや、副腎皮質ホルモンや成長ホルモンなど、インスリンの作用を阻害するホルモンが過剰分泌される病気など、内分泌の病気のある場合に起こるものです。
ある種のホルモン剤、利尿降圧剤などの薬の副作用で出現する場合もあります。
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