糖尿病性網膜症
失明原因の第一億年間三千人以上
糖尿病と診断されて六〜七年たつと、約五十%の患者さんに網膜症が起こってきます。
このため、年間三千人以上が失明しており、成人の失明原因の第一位となっています。
網膜症は、進行程度によって病期がいくつかの段階に分類されます。
現在よく用いられている分類は、(1)単純性網膜症、(2)前増殖網膜症、(3)増殖網膜症の三段階に分ける方法です。
(1)(2)の病期では、眼底の変化はみられますが、自覚症状はまったくありません。
(3)増殖網膜症の病気になって、眼前に異物が見えたり、暗くなったり、目の前が真っ赤に見えたりしたりすると、症状はかなり進行してしまっています。
この時期になると、硝子体出血から網膜剥離を起こしやすくなり、この変化が視神経の集まっている黄斑部に起こると、一夜にして失明します。
一度生じた網膜の障害は、改善することはなく、網膜症を確実に治す薬もありません。
失明という不幸な事態にならないためにも、自覚症状がなくても、糖尿病と診断されたら、定期的に眼科を受診することが重要です。
このほか、老化とは異なる経過で、糖尿病による眼底障害から白内障や緑内障なども発症します。
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