糖尿病
慢性の高血糖から網膜症や腎症、神経症写どの会併症が
糖尿病は、インスリンの作用が不足することによる慢性の高血糖と、そのために生じる網膜症、腎症、神経障害をはじめとする各種の合併症を特徴とする疾患で、わが国には現在七百万人以上の患者がいると推定されています。
とくに四十歳以上の成人に限ってみると、約十人に一人は糖尿病であるといわれ、その数は急増しています。
また、糖尿病患者の平均寿命は、一般人に比べて男性で約十年、女性で約十五年短いという報告もあり、患者数の増加とともに大きな社会問題であるとさえいえます。
糖尿病の発症は、単一の原因によるものではなく、遺伝的素因といくつかの誘因が重なったものと考えられています。
膵臓のランゲルハンス島内のβ細胞からのインスリンの分泌の低下、あるいはインスリン分泌は保たれていても、末梢組織でのインスリンの作用不足、またはその両方の原因に、過食、運動不足、肥満などが加わって血糖値が上昇することになります。
高血糖が生じると、高血糖そのものが膵臓のインスリン分泌機能をさらに低下させ、末梢組織でのインスリンの作用を低下させることになり、糖尿病という状態が完成されていきます。
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