動脈硬化
基本的には老化現象で予防は難しい
血管が狭くなり血流が不足して臓器が働かない虚血現象へ
血管は二十歳を過ぎると、加齢とともに老化現象が進行します。
動脈壁の筋線経が減り、内膜の肥厚、硬化が起こり、内膜にコレステロールなどが沈着して、血管の内腔が狭くなるのです。
皮膚の上から触れても、若い人の動脈の拍動は軟らかく、老人のそれは硬いのがわかります。これが動脈硬化なのです。
動脈硬化は、各臓器、からだの各部で、同じように進行するものではありません。
動脈硬化が強く起こる血管や臓器の部位によって、症状や所見はいろいろ違ってきます。動脈硬化は、通常、特定の症状のないまま進行します。
動脈硬化には、つぎのように粥状硬化、中膜硬化、小動脈硬化
があります。
単に動脈硬化というときには、粥状硬化を示します。
粥状硬化(アテローム硬化)
動脈の内膜に線維性肥厚、脂肪沈着、アテローム(粥腫)が生じ、さらに石灰沈着、血栓などを伴うもので、血管の内腔は狭くなります。
大動脈、冠動脈、脳底動脈など比較的太い動脈に発生します。
中膜硬化
メンケベルグ型硬化ともいわれ、内膜に石灰の沈着が起こりますが、狭窄は起こりません。
高齢者の頭や手足に、蛇行した筋型動脈としてよくみられます。
小動脈硬化
小、細動脈の中膜の肥厚、内膜の肥厚を生じ、内腔の狭窄、閉塞をきたします。
高血圧と密接な関係があり、腎臓、脳、網膜などにみられます。
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