疑似脳卒中
脳卒中ではありませんが、よく似た症状を示す病気がいくつかあり、「疑似脳卒中」と呼んでいます。
頭痛、吐き気、手足のマヒなどがあった場合は、ぜひ一度検査を受けてください。
また、疑似脳卒中には入りませんが、脳梗塞と深いつながりをもつ病気に脳血管性痴呆があります。
モヤモヤ病(脳底部異常血管綱症)
くも膜下出血と同種の病気で、九歳以下の子どもに多い若年型と、三十〜四十歳代の成人型があります。
異常に発達した細い動脈が破れて、脳内出血を起こします。
発症率はきわめて少なく、死亡率も三%前後と低いのですが、知能の遅れ、マヒ、視力障害などの後遺症が残ります。
止血剤・降圧剤による治療か、手術をします。
高血圧性脳症
血圧が高い人は要注意です。最低血圧が急に高くなったときに起こります。
頭痛、吐き気に襲われ、ひどい場合は意識障害、けいれん、一時的な失明などを引き起こすため、緊急入院が必要なこともあります。
しかし、血圧が正常に戻るともとに戻り、後遺症もありません。
治療には降圧剤が使われます。
慢性硬膜下血腫
原因は頭の打撲がほとんどです。
脳卒中と同じような症状を起こしますが、症状が出るのは一〜二か月後です。
打撲後、原因不明の頭痛、吐き気などが続くようであれば、専門医を受診してください。
手術で治りやすい病気です。
脳腫瘍
脳にできた腫瘍(良性と悪性があります)が原因で、頭痛、嘔吐、マヒ、視力障害などの症状がじょじょに現れます。
早期で小さい腫瘍の場合や、大きなものでも、部位によっては無症状のこともあります。
どのような腫瘍であれ、小さいうちに見つけて摘出したほうが、後遺症もなく治すことができます。
CT、MRI、脳血管撮影などで診断がつきます。
脳血管性痴呆
老年痴呆は、アルツハイマー型痴呆と脳血管性痴呆に分けられます。
日本の場合、後者が多かったのですが、最近は前者が増えてきて、割合は五対五といわれています。
アルツハイマー型痴呆は、研究が進み、かなりわかってきましたが、まだ解明には至っていません。
脳血管性痴呆は、脳血管疾患の発症後に起こるものと、発症せずに起こるものとがあり、後者は無症候怪脳梗塞が原因のひとつと考えられています。
とくに小さな梗塞が、脳のあちこちに発生する多発性脳梗塞が、痴呆の原因として注目されています。
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