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脳動静脈奇形
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脳卒中の検査
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脳卒中
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脳出血の治療
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脳出血
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脳梗塞の発作
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脳梗塞の治療
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脳梗塞
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高血圧が続くと動脈硬化が進み血管壁ももろくなってしまう
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くも膜下出血の検査と治療
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くも膜下出血
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疑似脳卒中
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くも膜下出血の症状
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脳動静脈奇形の治療
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脳出血の症状・原因
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脳梗塞の予防・原因
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脳梗塞の診断・治療
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脳卒中の治療
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脳卒中の症状
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脳動静脈奇形
けいれんが特徴くり返して全身に
血液は動脈から毛細血管を経て静脈に流れて行きます。
毛細血管を通過するとき、周辺の組織に酸素と栄養を供給し、それと引き換えに組織から出された老廃物を受け取って、静脈に運び込みます。
ところが、先天的に脳の動脈と静脈が、直接つながっている部分を持つ人がいます。
動脈は血圧に耐えられるように、血管壁もじょうぶにつくられていますが、静脈はそうではありません。
接合部は圧力に耐え切れず破れてしまいます。
出血は、脳内からくも膜下腔に及びます。
脳動静脈奇形の特徴はけいれんの症状です。
けいれんは、いつも同じ側の同じ部位から始まり、やがて全身に広がります。このけいれんは再発しやすく、子どもが熟もないのにけいれん発作をくり返す場合には、脳動静脈奇形を疑わなければなりません。
しかし、発作をくり返しても、出血しないケースもあります。
脳動静脈奇形による出血は、若年層(十五〜三十歳)に多くみられます。
カテゴリー:脳卒中
脳卒中の検査
後遺症のためにも発症六時間以内に
脳卒中の治療は、病院での入院治療が大原則検査です。
しかも、発症六時間以内に入院しなければなりません。
出血して六時間以上経過すると、脳に浮腫ができ、生命の中枢である脳幹を圧迫して、たいへん危険な状態になります。
脳梗塞においても、虚血のために壊死した細胞はもとに戻りませんが、六時間以内であれば、後遺症を軽い状態でくい止めることが可能になります。
脳の病気は、障害を受けた部位によって、病名が異なっても同じような症状が現れます。
脳卒中に似たまざらわしい病気には、脳腫瘍、てんかん、慢性硬膜下血腫、睡眠薬中毒などがあります。
病気の正確な診断、手術の適否を早く見きわめるためにも、早期入院が必要です。
症状や経過、既往歴処置など問診して
治療は、一般的には脳神経外科、神経内科が担当します。
脳の病気は、どんな症状がどんな経過で進行したのか、その病態が診断の目安になるため、問診が非常に重要です。
患者本人、あるいは家族、付き添いの人から、病態の変化(頭痛、意識の状態、からだのマヒなど)、既往歴(とくに一過性脳虚血発作の有無、高血圧)を確認し、さらに患者の症状に応じた処置(全身症状の手当て、疫や吐物が気道に入らないようにする気道確保、脳浮腫を軽減する薬物治療、肺炎や尿路感染の防止など)が必要です。
とくに脳浮腫の処置は、急性期においてたいへん重要です。
脳卒中の検査
脳の機能をチェックする神経学的検査、血圧測定、血液検査、尿検査、胸部�]線撮影、心電図などの検査をして手術に備えます。
この時点で、医師はほぼ病名を判断していますが、診断を正確に確定するために、さまざまな脳の画像診断を行い、手術の適否、治療の具体的方針を決定します。
カテゴリー:脳卒中
脳卒中
たとえ死は免れたとしてもからだのマヒなどの後遺症が
脳の血液は四本の脳動脈(左右二本の内頚動脈・椎骨動脈)を介して送られ、脳細胞は血液から酸素と栄養を受けて活動しています。
四本の脳動脈は、脳の内部で細かく枝分かれし、脳のすみずみへ網の目のように広がっています。
この脳動脈が、つまったり破裂して脳に障害を与えるのが脳卒中です。
「卒」は「にわかに」、「中」は中毒と同じく「わるいものにあたる」という意味です。
脳卒中は、突然、脳動脈に出血や閉塞が起こり、運動マヒや言語障害、意識障害などをもたらす病気です。医学的には脳血管疾患と呼ばれています。
成人の平均的な脳の重量は約千三百グラム、体重の約二〜三%程度の重さでしかありません。
しかし、脳が正常に活動するためには、他の臓器の五倍の血液が必要とされています。
その量は、心臓から送り出される血液の約十五%にもなります。
血液の供給が絶たれてしまうと、脳は考えることも、運動を指令することも、感覚を働かせることも、感情を味わうこともできなくなります。
血流が十秒間、完全に絶たれれば、意識を失い、数時間後には、脳の組織は永続的に破壊されてしまいます。
脳卒中は、いったん発病すると死に直結するばかりでなく、死を免れたとしても、からだのマヒ、言語障害、意識障害などの後遺症を残すことの多い病気です。
現在のわが国の死亡原因は、がん、心臓病、脳卒中の順ですが、つい十数年前までは脳卒中がトップでした。
順位が入れ替わったのは、高血圧がコントロールされるようになり、脳出血による死亡が著しく減少したためです。
しかし、脳卒中全体の患者数は、二十年前に比べて約三倍に増えています。
脳卒中のおもな病気は、脳出血、くも膜下出血、脳梗塞です。
病院で治療を受ける患者数の割合は、およそ七割が脳梗塞、二割が脳出血、残りの一割がくも膜下出血です。
たしかに脳卒中の全体の死亡者は減りました。
しかし、くも膜下出血は横ばい、脳梗塞は逆に増加している、というのが実情です。
わが国の超高齢化社会に向かって、脳卒中による患者の増加は、社会問題としてますます深刻になることはまちがいありません。
カテゴリー:脳卒中
脳出血の治療
原則は内科治療急性期は浮腫軽減
たとえ軽症でも、必ず入院して治療を受けなければいけません。
はじめのうちは軽症でも、しだいに血腫が大きくなり、浮腫が強くなって、急速に悪化することがあるからです。
脳幹が圧迫されると、意識を失って、昏睡状態になり、非常に危険です。
血腫が小さく、出血がおさまっている場合は、内科的治療が原則ですが、早期に手術をしたほうがよいケースもあります。
手術の適応、不適応は、患者の年齢、症状、出血量、部位、範囲、頭蓋内圧などによって決められます。
急性期の治療は、浮腫を軽減する抗浮腫薬、脳庄降下剤の投与、合併症(けいれん、肺炎、尿路感染症、消化管出血など)に対する処置がなされます。
しかし、浮腫が増大した場合は、血腫の摘出手術が必要になります。
対象になるのは、皮質下、小脳、被穀などの出血です。
脳の深部にある視床や橋からの出血は、予後の状態もわるく、救命が困難なため、手術を見合わせるのが普通です。
慢性期に入ってからは、血圧の管理をするとともに、脳梗塞と同様の治療を行います。
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脳出血
視床出血と橋出血などは死亡率が高い
脳の動脈から出血するのが脳出血です。
本来、脳の血管はかなりじょうぶにできていますが、高血圧や動脈硬化に、さらに血管の老化が加わったりすると出血しやすくなります。
最大の危険因子は、高血圧(その大半が体質的な要素が強い本態性高血圧)ですが、若年層では、脳動静脈奇形があると、出血しやすくなります。
出血する部位はさまざまですが、脳の奥にある糸のように細い血管(細小動脈、直径0.2〜0.3ミリ)からの出血がほとんどです。
これらの血管は、脳の底部にある太い動脈(脳底動脈)から直接枝分かれしているため、血圧の影響を受けやすく、出血の勢いも強くなります。
破裂した穴が小さければ、数分で止まることもありますが、五〜六時間出血し続けることもあります。
出血すると、脳のなかに血腫ができ、脳内を庄迫し、脳が水ぶくれのような状態(脳浮腫)になります。
出血する部位によって被穀出血(約五十%)、視床出血(約三十〜三十五%)、皮質下出血、橋出血、小脳出血などと呼ばれています。死亡率が高いのは視床出血と橋出血です。-----
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カテゴリー:脳卒中
脳梗塞の発作
一過性脳虚血発作
本格的な脳梗塞の前兆の場合が多い 専門的には、二十四時間以内におさまる梗塞タイプの脳卒中のことですが、通常は二〜三分、長くても一時間以内に発作はおさまるのが普通です。 症状は突然現れます。 おもな症状は、一時的に起こる片マヒ、失語症、痛みを感じなくなる感覚障害、半盲などです。 発作の原因は、脳に血液を送る動脈(おもに内頚動脈)に、小さな血栓が一時的に引っかかってしまうこととされています。 発作が一過性であるのは、血栓がすぐに溶けて血流がもとに戻るからです。 一過性脳虚血発作は、症状が現れても、すぐに消失してしまうので、軽視されがちですが、本格的な脳梗塞の前兆であることが少なくありません。 脳卒中にかかった人の約十%が、前触れとして、この発作を起こした経験があり、その半数が一年以内に脳梗塞の発作に襲われています。 一過性脳虚血発作は、きわめて再発しやすい病気です。 それらしき発作が起こったら、まず専門医の診察を受けることをすすめます。カテゴリー:脳卒中
脳梗塞の治療
血液の凝固を防ぐ内科的治療を主体に
内科的治療は血液が固まるのを防ぐ抗凝固剤、抗血小板剤の服用が中心です。
血流を増やすために、血管のバイパス手術をする場合もありますが、患者が他に重大な病気(たとえば腎臓、心臓、肺、糖尿病、予後のよくない悪性腫瘍など)を抱えている場合は、手術を見合わせます。
カテゴリー:脳卒中
脳梗塞
脳卒中のうち約七割を占めている
血液が乏しくなって組織(細胞)が壊死することを梗塞といいます。
脳梗塞はひとことでいえば、脳の動脈がつまる病気で、そのため脳に必要な酸素と栄養の供給が途絶え、脳組織が壊死します。
現在、脳梗塞は脳卒中の約七割を占めています。
脳動脈のつまり方によって脳梗塞は大きく二つに分けられます。
脳血栓
睡眠中に多く起き片マヒや言語障害
脳の血管が動脈硬化を起こすと、その血管に血栓(血塊)ができて、つまってしまいます。
脳動脈や頚動脈の動脈硬化は、比較的遅く進行するため、症状も突然現れることはなく、数時間ないし数日にわたってじょじょに悪化していきます。
どちらか一方の手足がマヒする片マヒ、正しく話せなくなる言語障害がおもですが、意識障害は少なく、あっても軽度です。
発作は、活動時よりも睡眠中に起こることが多い傾向にあります。これは、安静時は血圧が下がって脳の血流が弱くなるためです。
脳梗塞であっても、症状を自覚できないものを無症候性脳梗塞といいます。
年齢が上がるにつれて多くみられるようになり、亡くなった老人(平均八十一歳)の解剖調査の結果、脳血管障害を持つ人の三十七%に無症候性脳梗塞が見つかったと報告されています。
この無症候性脳梗塞は、脳ドックで見つけることができます。
なお、日本の老年痴呆の半数が、脳梗塞に伴う痴呆といわれています。
脳塞栓
症状は急激に出現四、五日で死亡例も
脳動脈はしっかりした血管ですが、脳以外の部位(おもに心臓)にできた血栓が脳内に流れてきて、脳動脈をつめてしまうことがあります。
これが脳塞栓で、塞栓とは、移動した血栓が血管をふさいでしまうことをいいます。
脳塞栓は、太い脳動脈が突然にふさがれることが多いため、症状も急激に現れ、重症になりやすいのが特徴です。
代表的な症状は、片マヒ、失語症、半盲(片側の視力低下)、意識の混濁などです。
やがて意識が薄れ、昏睡状態に陥り、発症後四〜五日で死亡する例も少なくありません。
また、血栓が溶けて急に血流が再開すると、その部分が出血しやすくなり、それが致命的になることもあります。
カテゴリー:脳卒中
高血圧が続くと動脈硬化が進み血管壁ももろくなってしまう
脳出血の危険因子は、高血圧とたんぱく質の欠乏です。
高血圧は、あらゆるタイプの脳卒中の原因になりますが、とくに脳出血、くも膜下出血との関係は深く、脳出血の患者の九十五%が高血圧性脳出血です。
長い間高血圧(高血圧症)が続くと、動脈硬化が進み、血管壁ももろくなります。
予防のためには、危険因子を排除し、運動療法や薬物療法(服用は、必ず医師の指示に従うこと)で血圧をコントロールし、常に適正血圧を維持するように努めることです。
塩分
塩に含まれるナトリウムは、血管を収縮させる作用があり、血圧を高めます。
治療のためには1日7グラム以下にする必要があります。
ストレス
血圧を高める引き金になります。
ストレスを受けると副腎が刺激され、血管を収縮させるホルモンが分泌されます。
くも膜下出血の原因である脳動脈痛破裂とも深い関連があります。
肥満
摂取エネルギーを制限しましょう。
急激な温度差
温度差は血圧を急激に高めます。高齢者はとくに注意しましょう。
たんぱく質の欠乏
たんぱく質とコレステロールは、細胞の生成に欠かせない栄養素です。
欠乏すると、血管がもろくなり、出血しやすくなります。
カテゴリー:脳卒中
くも膜下出血の検査と治療
脳動脈痛を持っている人のうち、くも膜下出血を起こす人は約五%にすぎません。
つまり、多くの人が、脳動脈瘤を持っていることを知らないで生活しているのです。
しかし、最新のMRI(磁気共鳴撮影装置)を用いれば、三〜五ミリの末破裂動脈痛を見つけることができます。
脳ドックで末破裂脳動脈痛を見つけ、くも膜下出血の発症前に適切な治療を受けることがたいせつです。
くも膜下出血の治療
出血した場合は手術がもっとも有効です。
検すぐ検査をしたい頭痛や吐き気、マヒ査で動脈痛の位置、動脈との関連、血管攣縮の程度を調べます。
開頭後、破裂した動脈瘤の付け根を金属のクリップで留めて止血し、同時に、くも膜下腔にたまった血腫を除きます。
これが不可能なときは、小さな風船を血管内に入れ、血流にのせて破れた動脈痛まで運んで止血する離脱式バルーンカテーテルという方法があります。
血管撃縮とは、くも膜下腔にある血管が血腫の刺激を受けて一時的に細くなる現象で、意識障害を起こし、死の原因にもなります。
血管攣縮は発病四日めごろから始まり、九日めがピークです。
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くも膜下出血
発作が起きて死亡するまで脳卒中で最短
脳動脈にできたこぶ(動脈瘤)が破裂して、くも膜下腔と呼ばれる部分に出血するものです。
脳は、内側から軟膜、くも膜、硬膜の三層の膜に包まれています。軟膜とくも膜の間をくも膜下腔といい、髄液で満たされ、脳を守るクッションの役割をしています。
脳動脈痛の発生原因は不明ですが、出血する場所の八十%が、血管が枝分かれする脳の入り口(脳底部)です。
この血管が枝分かれする部分の動脈の壁が、先天的に弱い場合に破裂するものと考えられます。脳動脈痛が、いつ破裂するかは予測できません。
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疑似脳卒中
脳卒中ではありませんが、よく似た症状を示す病気がいくつかあり、「疑似脳卒中」と呼んでいます。
頭痛、吐き気、手足のマヒなどがあった場合は、ぜひ一度検査を受けてください。
また、疑似脳卒中には入りませんが、脳梗塞と深いつながりをもつ病気に脳血管性痴呆があります。
モヤモヤ病(脳底部異常血管綱症)
くも膜下出血と同種の病気で、九歳以下の子どもに多い若年型と、三十〜四十歳代の成人型があります。
異常に発達した細い動脈が破れて、脳内出血を起こします。
発症率はきわめて少なく、死亡率も三%前後と低いのですが、知能の遅れ、マヒ、視力障害などの後遺症が残ります。
止血剤・降圧剤による治療か、手術をします。
高血圧性脳症
血圧が高い人は要注意です。最低血圧が急に高くなったときに起こります。
頭痛、吐き気に襲われ、ひどい場合は意識障害、けいれん、一時的な失明などを引き起こすため、緊急入院が必要なこともあります。
しかし、血圧が正常に戻るともとに戻り、後遺症もありません。
治療には降圧剤が使われます。
慢性硬膜下血腫
原因は頭の打撲がほとんどです。
脳卒中と同じような症状を起こしますが、症状が出るのは一〜二か月後です。
打撲後、原因不明の頭痛、吐き気などが続くようであれば、専門医を受診してください。
手術で治りやすい病気です。
脳腫瘍
脳にできた腫瘍(良性と悪性があります)が原因で、頭痛、嘔吐、マヒ、視力障害などの症状がじょじょに現れます。
早期で小さい腫瘍の場合や、大きなものでも、部位によっては無症状のこともあります。
どのような腫瘍であれ、小さいうちに見つけて摘出したほうが、後遺症もなく治すことができます。
CT、MRI、脳血管撮影などで診断がつきます。
脳血管性痴呆
老年痴呆は、アルツハイマー型痴呆と脳血管性痴呆に分けられます。
日本の場合、後者が多かったのですが、最近は前者が増えてきて、割合は五対五といわれています。
アルツハイマー型痴呆は、研究が進み、かなりわかってきましたが、まだ解明には至っていません。
脳血管性痴呆は、脳血管疾患の発症後に起こるものと、発症せずに起こるものとがあり、後者は無症候怪脳梗塞が原因のひとつと考えられています。
とくに小さな梗塞が、脳のあちこちに発生する多発性脳梗塞が、痴呆の原因として注目されています。
カテゴリー:脳卒中
くも膜下出血の症状
突然の激しい頭痛吐き気や嘔吐も
くも膜下出血は、働き盛りの三十〜六十歳代の、まったく健康な人を、性別に関係なく、突然襲います。
症状の最大の特徴は「ハンマーで一撃されたような」「これまで経験したことのないような」激しい頭痛(おもに後頭部)です。
頭痛と同時に吐き気や嘔吐を伴いますが、マヒはなく、言語障害もきわめてまれです。
意識障害は一過性で、あったとしても、数分から一〜二時間で回復します。
また、発作後に、前屈できなくなるほどの、項部硬直が起こることもあります。
死亡・再発率が高く昏睡のまま死亡も
出血が激しい場合は、こんすい昏睡状態に陥り、そのまま死亡する例が少なくありません。
発作から死亡するまでの時間は、脳卒中のなかではいちばん短く、また死亡率、再発率もきわめて高い病気です。
統計では、最初の発作で約二十%が死亡、再発して二回目の発作を起こしたときでは五十%、三回目では八十%の人が死亡するとの結果が出ています。
しかし、軽い症状で、はじめての発作の場合は、緊急の手術で、ほとんどの人が後遺症もなく助かります。
発作を予知するのは困難ですが、最近の調査では、発作の前に頭痛の前触れがあることがわかっています。
しかし、この頭痛は、かぜをひいたときの頭痛や、片頭痛、二日酔いの頭痛の症状とよく似ているため、専門医による詳しい検査が必要となります。
カテゴリー:脳卒中
脳動静脈奇形の治療
治療破裂予防のために病変部をつぶす
出血する前の検査で発見した場合の第一選択は、病変部をつぶして破裂を予防する血管内手術です。
大きな奇形がある場合は、摘出手術を行いますが、部位によっては手術ができないことがあります。
最近、出血部にガンマ線を照射し、意図的に血栓をつくって止血する放射線療法(ガンマナイフ)が開発され、手術ができない部位の2.5センチ以下の奇形に実施されるようになりました。
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脳出血の症状・原因
脳出血は突然発症し、活動時(しごと、食事、入浴、排便時、性行為など)によく起こります。
症状は出血部位によって異なりますが、片マヒ、片側感覚障害、言語障害、けいれんなどを起こします。
多くは頭痛がして、気分がわるくなり、約半数の人が嘔吐します。
当初は意識がしっかりしていても、やがてぼんやりと眠くなり、急速に意識を失い、昏睡状態に陥るケースもあります。
かつては、脳卒中による死亡のほとんどを脳出血が占めていましたが、現在は減少しています。
これは、食生活が改善されて、血管の老化があまり進まなくなったことと、医学の進歩により、血圧をコントロールできるようになったことがおもな理由と思われます。
脳出血の原因
脳出血の原因には、高血圧のほかに、動脈痛、脳動静脈奇形、モヤモヤ病(脳底部異常血管綱症)などがあります。
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脳梗塞の予防・原因
脳卒中の原因となる危険因子を理解することは、その予防や治療のためにたいせつです。
おもな危険因子は、動脈硬化、高血圧、高脂血症、糖尿病、心臓病などのほか、喫煙、飲酒、加齢、運動不足、肥満、ストレスなども含まれます。
危険因子を持っているというだけで、すぐに脳卒中になるとは限りませんが、危険因子の数が多くなるほど、発病の確率は高くなります。
動脈硬化
もっとも大きな危険因子は動脈硬化です。
脳梗塞に関係するのは、動脈の内膜にコレステロールなどが沈着して、粥腹(アテローム)を形成する粥状硬化と、高血圧と関係が深い細動脈硬化です。
粥状硬化による動脈硬化は、心臓に血液を送り込んでいる冠動脈や、頚動脈のような太い動脈ほど起こりやすい傾向にあります。
粥状硬化は加齢とともに進行し、多くは四十歳以上になって動脈硬化症を発病します。
粥状硬化を促進させる因子は、加齢、高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙、肥満などです。
加齢
老いは血管から始まるといわれています。
高血圧
血管壁にかかる血流の圧力が高いため、動脈の内膜に傷がつきやすいと考えられます。
高血圧の人は、正常血圧の人に比べて、脳の動脈硬化が十五⊥一十年早く進行するといわれています。
塩分の制限、肥満の改善、適度の運動、ストレスの解消、アルコールの制限などが予防になります。
高脂血症
血中のコレステロールや中性脂肪の値が高い状態です。悪玉コレステロールのLDLが多いほど粥状硬化は進みます。
食事療法と適度の運動が必要です。
糖尿病
糖尿病にかかると、全身の動脈が傷みやすくなり、老化を早めます。
心筋梗塞などの命にかかわる心臓病も、糖尿病があるというだけで、その発症率が大きく違ってきます。
また、高血糖の状態が続くと脱水状態になりやすく、血液粘度が上がるため、脳血栓ができやすくなります。
食事制限、適度な運動が、予防につながります。
喫煙
タバコに含まれるニコチンと一酸化炭素は、血管の収縮、血管壁の損傷、血液粘度の上昇、血液の凝固などの作用があり、動脈硬化を促進します。
アルコール
飲みすぎは、血圧を不安定にさせ、動脈硬化の原因となります。
肥満
肥満は、高血圧、高脂血症を促進させます。
細動脈硬化
脳の深部に通じている穿通枝動脈に起こります。通常、血管の内壁には脂質の沈着は認められません。
高血圧、低酸素血症、動脈収縮との関係があると思われ、とくに高血圧の影響は重要です。
脳の深部に生じる梗塞は、細動脈硬化が原因となっています。
心臓病
心臓弁膜症や不整脈(とくに、絶対性不整脈と呼ばれ、心房の興奮性が高まって、脈拍も脈の強さも不整になる心房細動)があると、脳塞栓を起こしやすくなります。
また、徐脈(脈が遅くなる)性不整脈によるアダムス・ストークス症候群では、めまいや意識障害などの発作を起こします。
脳塞栓の治療では、原因となる心臓病の改善が必要です。
カテゴリー:脳卒中
脳梗塞の診断・治療
脳梗塞の診断には、CT、MRI、MRA、脳血管撮影などの検査を行いますが、脳塞栓の場合は、心臓内の血栓の有無を調べるための超音波検査も必要です。
患者さんそれぞれの病態によって治療法は異なりますが、急性期では、脳浮腫に対する治療がもっとも重要なポイントになります。
脳浮腫が生じると、脳圧を上昇させ、脳幹が圧迫されて、意識障害や呼吸困難などを引き起こします。
そのため、浮腫を軽減する薬や、血栓を予防する抗血小板剤などの内科的治療が主体になります。
しかし、血栓が消失すると、こんどは急激に血液が流れ込むため、出血を起こす場合もあり、治療は症状に合わせて慎重に行わなければなりません。
最近は、大腿の動脈から細い管(カテーテル)を入れて、つまった脳動脈のそばまで挿入し、管の先から血栓溶解剤を注入する治療も試みられています。
ただし、この治療法は、発症して数時間以内でないと効果が低いとされています。
外科治療では、つまった頚動脈の血行をよくするためのバイパス手術を行う場合もあります。
脳塞栓の場合は、その原因となる心臓疾患の治療も必要です。
脳梗塞の慢性期には、高血圧、糖尿病、高脂血症などの基礎疾患の治療とともに、後遺症に対するリハビリと血栓症治療薬(脳血栓には抗血小板剤、脳塞栓には抗凝固剤)の治療を行います。
また、脳梗塞からくるさまざまな自覚症状に対しては、脳循環代謝改善剤が有効です。
カテゴリー:脳卒中
脳卒中の治療
脳外科の進歩で脳の手術は安全に
かつては、脳卒中の治療は、内科的治療が主流でしたが、脳外科手術が飛躍的な進歩を遂げた現在は、症状の改善と救命のために、手術が積極的に取り入れられています。
現在、脳の手術は安全に行えるようになりました。
画像診断で患部と手術する部位を決め、全身麻酔をかけて行いますが、手術用顕微鏡を用いるマイクロサージャリーによって、細い血管の操作も確実に行えるようになりました。
手術が適応されるのは、くも膜下出血と一部の脳出血、脳梗塞です。
治療急性期は全身管理と病変改善の薬物で
患者の症状、手術の適応、不適応によって異なりますが、大きく急性期の治療と慢性期の治療に分けられます。
急性期(発病して1〜2週間)
全身状態を改善するための全身管理(栄養補給、呼吸の管理、尿失禁の処置、血圧のコントロール、頭部の冷却、止血など)、脳の病変を改善するための薬物療法(患者の症状に合わせて、脳庄降下剤、血栓溶解剤、抗凝血剤、抗血小板凝集剤、浮腫軽減剤、脳代謝賦活剤、抗潰瘍剤、脳血管拡張剤などの投与)を行います。
慢性期(症状が安定する発病一ヵ月後)
薬物療法は急性期と同様です。原因疾患のある患者はその治療を行います。脳動脈癌、脳動静脈奇形などの病変がある場合は手術も検討されます。
カテゴリー:脳卒中
脳卒中の症状
手足のマヒやしびれ言語・意識障害も
後遺症の程度は、脳の障害の部位、範囲、重さによって異なります。
障害を受けた脳細胞が、四肢の運動に関係していれば、手足のマヒや筋力低下、感覚に関係があれば、触覚の鈍化やしびれなどの知覚障害、言語に関係があれば、失語症などの言語障害、脳幹が障害を受けた場合は、意識障害や呼吸不全を引き起こすことになります。神経は延髄のところで交差しています。
そのため片側の脳が障害を受けると、反対側に運動マヒが起こります。
ただし、失語症(言語中枢は左の脳)は本来、右片マヒに伴いますが、例外もあります。
脳卒中で死を免れたとしても、後遺症のため約十五パーセントが回復不能になり、回復したとしても、患者の半数はハンディキャップを負うことになります。
カテゴリー:脳卒中
