乳がんの症状
移動性がなく硬い乳房のしこり
乳がんの症状でもっとも多いのは、乳房のしこりです。
乳房のしこりを発見したら、病院で診察してもらったほうがよいでしょう。
がんのしこりの硬さはごつごつしていて、さわってもあまり移動性がありません。
また、ほとんどの場合痛みは伴いません。
常に触診するくせをつけましょう。
妊娠や出産後でもないのに、乳首から分泌物が出る場合も要注意で、専門医の診断を受けましょう。
数は多くないのですが、しこりをつくらないタイプの乳がんもあります。
これは乳腺のレントゲン検査や乳管造影検査、超音波検査を駆使しないと、なかなか発見できないタイプの乳がんです。
乳房にしこりがないからといって、安心はできないのです。
三十歳を過ぎたら、年に一回は検診を受けましょう。
乳がんの進行
乳腺組織に発生しリンパから全身に
進行経過乳房の表面は皮膚で、その中央に乳頭があります。
乳頭にほ乳管が開口しており、乳管は乳腺組織のなかに入り込んでいて、乳汁を分泌します。
乳腺組織は脂肪組織に囲まれており、大胸筋、小胸筋という筋肉の上にのっています。
さらにその筋肉は、肋骨の上にのっています。
乳腺のなかには、リンパ腺という組織があって、リンパ管という管でつながっています。
この管は、筋肉のなかを通って、わきの下のリンパ腺で集まっています。
乳がんは、乳腺組織に発生して大きくなると、まず周囲の脂肪組織に直接浸潤していきます。
そして皮膚や筋肉に浸潤していきます。ひどい場合は肋骨まで浸潤する場合もあります。
また、リンパ腺に転移して、わきの下のリンパ腺から、全身のリンパ腺に転移することもあります。
乳腺組織は血管が豊富にあり、この血管のなかに転移することによって、骨や肺、肝臓などに転移する場合もあります。
このように乳がんは、他のがんと比べると、比較的進行の遅いがんにもかかわらず、ひとたび転移を起こすと、非常に予後がわるいのです。
他のがんは五年経過すると、再発は少ないのですが、乳がんの場合は十年以後に再発する場合もあります。
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