大腸がんの肝臓への転移
大腸がんでもっとも恐ろしいのは、肝臓への転移が約20%から25%と多いことです。
肝臓の一部分だけの転移の場合は、この部分の肝臓を切除します。この方法が、五年生存率30%から40%ともっとも高いのです。
多発した場合は、手術の適応はなく、おもに以下の方法が行われます。
�@肝臓の動脈に抗がん剤を付着させたリピオドール(がんだけに付着する造影剤)を流し込み、がんを栄養している血管をつめてしまう方法
�A肝臓の動脈に細い管を入れ、皮膚の下に埋め込んだポンプから抗がん剤を定期的に注入する方法
�B抗がん剤の静脈からの投与
近親者に大腸がんの方がいる場合、特に注意!
大腸がんでは遺伝的素因が強いのですが、い
ったいどれぐらいの頻度でみられるのでしょうか。
最近の分子生物学の進歩で、家族性大腸腺腫症による大腸がん、遺伝性非ポリポーシス大腸がんは、遺伝性のがんであることが証明されました。
しかし、残りの大腸がんのうちの約半数も、なんらかの遺伝的素因が考えられます。
このことから、近親者に大腸がんの人がいたら、とくに注意して大腸の定期検査を行ったほうがよいでしょう。
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