大腸がん
大腸がんは肺がん、乳がんとともに増加が著しいがんのひとつです。1970〜90年の大腸がんの増加率は二倍以上になっています。
その原因としては、日本人のライフスタイルの欧米化が考えられます。とくに食生活の変化は、大きな影響を及ぼしていると考えられます。
日本人の伝統的な食事といえば、米食中心の魚と野菜のおかずといったいわゆる和食でした。
しかし、西欧文化の輸入で、食生活にも変化が起こり、牛肉、ハム、ソーセージ、バター、ハンバーグなどの動物性の脂肪を好んで食べるようになりました。
この高脂肪・低繊維の食事が、大腸がんの発生を増加させる原因なのです。
動物性の脂肪摂取と大腸がんの関連性は、古くからいわれてきました。欧米諸国に大腸がんが多いのも、このような理由からなのです。
また、食物繊維をよく摂れば、大腸がんの予防になることもわかっています。
食物繊維を大量に食べるアフリカ地域では、他の国に比べてとくに大腸がんが少ないのです。
緑黄色野菜に含まれるベータカロチン、セレニウム、ビタミンC、Eなども、発がんの抑制因子になっています。
さらに、魚類、鶏肉を食べれば、大腸がんのリスクを下げることもわかっています。
伝統的な日本の食事、つまり和食中心の食生活こそが、大腸がん予防の第一歩なのです。
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