喉頭ガン
喉頭ガンの初発症状は、喉頭のどこにがんができるかによって異なります。
声帯の上方にできると、のどの異物感や飲み込むときの痛みがまず起こります。
声帯にできると、声がれがまず起こります。
声帯の下方にできると、せき、たん疾(血疾のこともあります)がまず起こりますが、相当な大きさになるまで無症状のこともあります。
いずれの場合も、時間がたてば、声がれやせき、のどの異常感(乾燥感、かゆい感じ、とリヒリした感じ、異物感、飲み込み時の痛みなど)、疾、発熱、出血、息苦しさが起こります。
喉頭ガンの検査
喫煙歴が長ければ癌の細胞診も
過去からの喫煙状態を十分に調べることがたいせつです。
喉頭がんの発生とたばこは、深い関係にあることがわかっているからです。
つぎに、頚部のリンパ節を調べます。左右対称にないものや、動かないものが要注意です。
そのあと喉頭部の状態を調べます。
硬性鏡(耳、鼻、のどなど細い管腔内や洞内を見るための金属製の棒状の器具)かファイバースコープ(同じ目的のための器具で、自由に曲げることができる)で観察しますが、そのとき光源をストロボにすると、声帯の振動の状態までわかります。
声帯粘膜の振動ががんのところで消失するので、ストロボでの観察は重要です。
以上の検査で、疑わしい部位がまったくなければ、そのままようすを見るか、喫煙歴の長い人であれば、念のため疾の細胞診(悪性細胞があるかどうか調べる)をします。
もし、疑わしい部位があれば、全身麻酔をして、喉頭微細手術でその組織を採取し、病理組織検査を行って診断します。
全身麻酔下なので、喉頭も入念に観察することができ、また出血している部位があれば、止血することもできます。
がんの疑いが強い場合には、迅速診(手術中に病理組織検査を行い、その結果から治療方針を決める)を行って、できるだけ早く治療を開始しなければなりません。
ただし、迅速診は、永久診に比べて多少精度が落ちます。
喉頭がんが進行すると
進行すると、頚部に転移したり、他臓器に転移したりして、頚部リンパ節腫大や喉頭の可動性の消失、あるいは甲状腺への浸潤や肺陰影出現などが起こります。
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