がんとはなにか
私たちのからだは約六十兆個の細胞からできています。そのすべての細胞は、かってな行動をとらないように遺伝子で制御されています。
そのなかでたった一個の細胞が反乱を起こし、さらに細胞分裂をくり返しながら大きな組織となっていきます。
その増殖のスピードは速く、また、周囲の組織のなかにも入り込んでいきます。
血液やリンパの流れに乗って、遠くの臓器に行き、そこで増殖を始めます。
そして正常な臓器の働きをしだいに奪っていきます。
一個のがん細胞が一グラムになるまでには約九年かかり、それが数キログラムになるまでに、さらに三年かかるといわれています。がんの生活史は意外と長いのです。
現在のがん精密検査では一グラム以上のがんは発見可能です。
がんでいちばんこわいのはほかの臓器への転移です。転移してからの治療では遅すぎるのです。
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