進行がんにたいしての治療法
早期がんの5年生存率
胃がんで95%以上、乳がんで約97%、子宮頸がんで約86%という成績が出ている。
以前はがんと聞くと、不治の病だとか、死を覚悟するなどとか悲惨な印象しかなく、事実死亡率もかなり高率でした。
しかし、医学の進歩はめざましく、早期のがんならほぼ百%治すことができるようになりました。それは診断技術の進歩と手術をはじめとする治療技術の進歩のおかげです。
しかし、進行がんに対しては、まだ確実な治療法がありません。
放射線治療、手術、抗がん剤、遺伝子治療などの治療を組み合わせて進行がんと闘っても、満足する結果は出ていないのです。
100%がんを治すためには、早期発見、早期治療が原則です。現在のところそれがいちばんの方法です。
ところが、早期のがんにはほとんど症状がありません。早期がんが見つかるのは、たまたまという場合が非常に多いのです。
がんの発生率は四十歳を過ぎると急激に増加します。
そこで四十歳を過ぎたら、定期的にがん検診を受けることが必要なのです。
地方自治体や職場、さらには人間ドックなどでは、さまざまな検査法でがん検診が行われています。
もちろん、これらの検診を受けることはたいせつなことです。しかし、必ずしも満足のいくものではありません。せっかく検診を受けても、その精度が低ければ意味がないのです。
それどころか、むしろ危険でさえあるのです。
肺がん検診
これは比較的ポピュラーで、どの施設でも行える胸部レントゲン検査が一般的です。
できれば定期的に撮っておいて、前のものと比較できるようにしたほうがよいでしょう。
現在は、数十秒で撮れるヘリカルCTのある施設があるので、肺CTで肺の断層写真までやっておけば、なおいっそう安心です。
胃がん・食道がん検診
ほとんどの場合、バリウムを飲んで、体位を変えてレントゲンを撮る方法が行われています。
この検査の欠点は、胃袋の前壁が造影されにくいということです。
また、胃が荒れていると、細かい病変が造影されにくいという欠点もあります。やはり胃カメラのほうが精度は数段上でしょう。
それによって早期発見率はかなり高くなるでしょう。
大腸がん検診
一般的には、便潜血反応という検査が行われています。これは便のなかに血液が含まれているかどうかを調べる方法です。
進行がんの九十%以上が陽性に出ますから、進行がんを発見するにはよい方法です。
しかし、早期がんでは陽性率は約50%なのです。これではせっかく検査しても不安が残ります。
今後大腸がんは増加の一途です。やはり大腸カメラによる検診が望まれます。CTスキャンによる検診が望まれます。
肝臓、胆のう、膵臓がん検診
CTスキャンによる検診が望まれます。超音波検査ももちろん有用ですが、膵臓の診断に難点があります。
最近のヘリカルCTによって、さらに鮮明な画像が診断の精度を上げました。
胆のうに関しては超音波検査が優れています。年に一度は行いたいものです。
乳がん検診
まず医師の触診が重要です。そして、乳腺レントゲン検査を組み合わせることによって、その精度は増します。
乳がん検診は定期的に受診することがもっともだいじなのです。
乳がん検診は外科で行います。婦人科ではありません。
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