がん発生の原因
がんは遺伝子の病気であることがわかっています。私たちの細胞のなかに存在するある遺伝子が、なんらかの原因で変異して、いくつかの段階を経てがん細胞になることがわかりました。
そしてこれには、がん遺伝子とがん抑制遺伝子の二つが関与しているということがわかってきました。
これらの遺伝子は、生まれつき 私たちの細胞のなかにあり、なんらかの原因でがん遺伝子の活性化が起こり、さらにがん抑制遺伝子の不活性化が起きることによって発がんするのです。
がん自体は遺伝しないのですが、がん遺伝子とがん抑制遺伝子は生まれつきあるので、家族にがん患者のいる人はとくに注意する必要があります。
最近では、がんのなりやすさを遺伝子診断することも可能になってきました。
これらの遺伝子に影響を及ぼすものが、化学物質、放射線、紫外線、ウイルス、栄養状態、食事、習慣などです。
化学物質
現在知られている発がん性のある化学物質は、約二千種類ほどあります。
これらの化学物質にさらされる機会としては、職場での接触、飲食物、汚染大気の吸入などが考えられます。これらは、動物実験の段階で認定されたら、その予防は可能です。
まず国レベルで対策を立てるでしょうから、私たちはそれに従って避けることができます。
放射線
広島、長崎に落とされた原子爆弾の影響で、白血病や甲状腺がんが高率に発生しました。また、最近ではチェルノブイリ原発事故後に、やはり甲状腺がんが多く発生したという報道もありました。
核の時代に入り、この種の事故はこれからも起こる可能性があります。
紫外線
紫外線と皮膚がんの関係は、以前からいわれていました。直射日光を避けるくふうは必要でしょう。
とくに農業、漁業など、長時間野外でのしごとを行う人たちは注意が必要でしょう。
ある種のウイルスは、発がんに関係しています。現在では、肝炎の原因であるC型・B型ウイルス(肝臓がん)、ヒトパピローマウイルス(子宮がん)、HTLV−1(成人T細胞白血病)などが知られています。
栄養状態
動物性脂肪の摂取量と大腸がんや乳がんの発生率は、よく相関しています。
また、肥満者に乳がん、子宮がんが多いのも事実です。
習慣
喫煙と肺がんの関係は、以前から知られています。喫煙開始年齢が低ければ低いほど、肺がんになりやすいことがわかっています。
禁煙をすれば肺がんの危険率はじょじょに低下して、禁煙してから十年後には、非喫煙者と同じくらいの発症となることもわかっています。
また、アルコール自体には発がん性はありませんが、多量の飲酒は食道がんや咽頭がんの発生率を高めます。
お気に入りのブックマーク・RSSに登録 »
関連記事
サイトマップカテゴリー:がん予防・治療
トラックバック(0)
http://www.loan-me.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/837
