不妊症は「夫婦の病気」
元来、男性は妊娠が成立する過程について疎いものです。
「がんばって毎日性交すれば子どもはできる」くらいにしか考えていない人もいますし、ちょっと進んで「女性の排卵日に合わせてセックスすれば妊娠させ得る」ぐらいが最初の認識です。
何故ならば「子どもができる」という生殖過程、すなわち、妊娠・出産・母乳育児というような行為のほとんどが女性のからだによって行われ、男性が関与するパートは、「腹の中に精液を出す」、つまり勃起・挿入・射精だけだからです。
ですから、不妊症は女性の病気と考えられてきました。「子どもができないのはお前のせいだ。だから離婚だ」という理屈がまかり通っていた時代はそんなに古くはありません。民主主義による社会の変化に伴い、その理屈は通らなくなりました。
今では不妊症は「夫婦の病気」なのです。その病気を認識するためには、妊娠成立過程を男性も理解しなければなりません。
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