成人病から生活習慣病へ
食生活、喫煙、飲酒やストレス、運動などが関与 成人病には、生活習慣が深くかかわっていることが明らかになっており、近年、『生活習慣病』という新たな概念が導入されました。
生活習慣病は、『食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群』と定義されており、生活習慣に気をつけることによって病気の発症を予防しようという「一次予防」を重視しています。
その背景には、生活習慣に気をつけて病気になるのを防ぐことによって、膨脹の一途をたどる保険医療費の増大を食い止めようというねらいもこめられています。
生活習慣病の範囲は非常に広く特定の疾患が指定されているわけではありませんが、糖尿病 (非インスリン依存型)、肥満症、高血圧症、高脂血症(家族性のものを除く)、高尿酸血症(痛風)、循環器病(先天性のものを除く)、大腸がん、肺扁平上皮がん、慢性気管支炎、肺気腫、アルコール性肝疾患、歯周病などが、その範囲として例示されています。
虚血性心疾患の10大危険因子は
・高脂血症 ・高血圧 ・喫煙 ・肥満 ・糖尿病 ・高尿酸血症・痛風 ・遺伝 ・性格 ・運動不足 ・大量の飲酒習慣
たとえば、虚血性心疾患の十大危険因子は、(1)高脂血症、(2)高血圧、(3)喫煙、(4)肥満、(5)糖尿病、(6)高尿酸血症・痛風、(7)遺伝、(8)生活(A型行動パターン)、(9)運動不足、(10)大量の飲酒習慣です。
このうち(3)、(9)、(10)は本人の無自覚が、(1)、(4)は食生活の誤りが関係しており、(2)、(5)、(6)も肥満、食生活がかなり関係しています。
(8)はストレスと関係しています。(7)は避けられない因子ですが、遣伝のみで成人病が発症することはまずありません。
つまり、食生活、喫煙、飲酒、ストレス、運動などの生活習慣が、虚血性心疾患の発生および進行に大きく関与していることがおわかりでしょう。
他の成人病も同様です。
私たちは成人病を引き寄せるような生活をしているのだということを自覚し、これを是正しなければいけないところにきているのです。
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