市区町村での定期健診
四十歳以上ならだれでもがん検診と基本健診で
成人病健診は、老人保健法に基づいて市区町村が定期的に実施しています。四十歳以上であれば、だれでも受診できます。
居住地の市区町村に問い合わせると、実施時期や方法を知らせてくれます。
また、労働省の指導で各職場が実施している法定定期健康診断でも、成人病を中心にチェックしています。
職場によって多少違いますので、検査の内容については厚生課などに問い合わせてください。
市区町村が実施している定期健診には、がん検診と基本健診とがあります。
がん検診
がん検診はそれぞれ問診に加えて、胃(�]線撮影=バリウムを飲んで撮影する)、肺(胸部�]線撮影、喀疾細胞診=疾を採って顕微鏡で調べる)、大腸(便潜血反応=便に肉眼では見えない血液が含まれているかどうかを調べる)、乳房(触診、視診)、子宮(内診、細胞診=綿棒や細い管を入れて子宮の組織を採って顕微鏡で調べる)の各検査が行われています。
最近、がん検診に対して疑問を呈する本がベストセラーになりました。
しかし、現在の医療水準でも、まだ高い治癒率が望めない進行がんに対して、早期がんであれば治癒率は格段に高く、がんを早期に発見することの意味は重要です。がん検診の普及によって、早期発見・早期治療による完治例が増えてきたのです。
基本健診
基本健診は、問診(健康状態、生活習慣、過去に患った病気、血縁に成人病患者がいるかどうかなど)、身体測定(身長、体重、肥満度、血圧、視力測定など)、尿検査(糖、たんぱく、潜血など)、血液一般(赤血球数、白血球数、血小板数、ヘモグロビンなど)、血液生化学(コレステロール、中性脂肪、血糖、尿酸、GOT、GPT、尿素窒素、クレアチニンなど)、心電図検査、眼底検査などが行われます。
これらの検査では高血圧症、高脂血症、糖尿病、高尿酸血症、肝機能障害、腎臓病、貧血、心臓病などをスクリーニング(ふるい分け)することができます。
また、バリウムを使った冒�]線検査では胃潰瘍、胃炎、冒がんなどが、肺�]線検査では、肺がんをはじめとする肺疾患、心臓の位置や形、大きさなどが診断されます。
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